予防・歯周病治療
定期的なクリーニングで歯周病を予防
当院では歯周病へ取り組みとして、定期的なクリーニングをお勧めしています。
当院のクリーニング技術をご紹介したいわけではありません。歯科衛生士が揃っている当院だからこそ定期的なクリーニングの実施が可能になります。
すべてを駆除できないお口の中の細菌は、絶対数を抑えてバランスを取ることが必要です。つまり歯磨きと歯科医院での歯石除去やPMTCが大切だと当院では考えております。
時間をかけたクリーニングで大切な歯を守ります
当院ではたくさんの患者さんが定期的に受診されています。十数年継続されている方もいらっしゃいます。ちょこちょこっと簡単に歯石除去をするのではなく、指導しながら1回30~45分かけてじっくり丁寧に行います。
また、スケジュールのタイミングで難しい場合がありますが、できるだけ同じ歯科衛生士が担当するようにしています。定期健診は個人差があるものの、何もしないより残存歯数に影響すると実感しています。
歯周病治療の流れ
保険診療、歯周病治療のガイドラインに沿って行います。はせがわ歯科医院の診療室スタッフは全員歯科衛生士です。ただの診療補助員ではありませんので、どんな質問でも何なりとお尋ねください。
【STEP1】パノラマレントゲン撮影
初診時、およびその後必要なときに撮影します。
【STEP2】基本検査
歯周ポケット(歯に接する歯茎の溝)の検査や動揺度 歯垢の付着検査などを行います。歯茎の状態の変化を見るためて複数回行います。
【STEP3】検査(適宜)
歯周ポケット検査を詳しく検査します。主に進行した歯周病の時に行います。
【STEP4】歯石除去(1回30~45分※指導時間含む)
- 歯周病が軽度な方はおおむね3回に分けて歯石除去をします
- 歯茎の状況により4回以上に分けて行う場合があります
- 歯周病が進行している場合は6から8回に分ける場合があります
- 残存歯数によって回数が減る場合があります
- 若い方の歯肉炎は全体を1~2回で終わらせる場合があります
- 歯周病の進行が軽度でも長く歯石を取っていないと、除去後に知覚過敏症状の出現や、歯茎が痛むケースがあります
- 知覚過敏、歯茎の一過性の痛みなどで歯石除去を敬遠しないよう、回数を分ける場合があります
- 歯石と同時に着色除去も行います。
- 忙しいから1度で終わってほしい、早く終わりたいと言われる方がいますが、医学的判断・健康保険の決まり等によりできない場合はご希望にお応えしかねます
【STEP5】ブラッシング(歯磨き)指導
歯石除去と並行してブラッシング指導を行います。歯周病治療、予防にはむしろ日々のご自身の努力が大切です。
【STEP6】PMTCまたはホワイトエッセンスのクリーニングをお勧めしています。
【PMTC】PMTCでお口の中がサッパリ
当院では平成10年頃から取り組んでいます。PMTCがまだ始まったばかりで、機器は1社からしか発売していませんでした。「PMTCって何?」と歯科医師が言っていた頃です。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医師、歯科衛生士などの専門家が専用の機器を使って、専門的にお口の中の清掃を行う歯のクリーニングのことです。指導しながら1回45分程度時間をかけます。
通常の歯石除去で取りづらい被膜(バイオフィルム)まで取り、むし歯や歯周病の予防に役立てます。従来、保険診療扱いでしたが保険制度取り扱いの変化により自費化していきます。または、ホワイトエッセンスのクリーニングがお勧めです。
PMTCの流れ
1. 染め出し、バイオフィルム(歯垢)の付着有無確認
2. サスブラシ
3. メルサージュファイン+プロフィーブラシ
エバチップ
4. リナメル(トリートメントペースト)+ラバーカップ
ここまで4段階でバイオフィルム除去
5. フッ素塗布<歯質強化>
6. フッ素の浸透を待つ