噛み合わせ、顎関節症
噛み合わせの悪い原因は足だったなんてことがあります
当院では、お口の中だけでなく体全体を考えた治療を行っています。そのため、必要であれば歯に関することだけでなく、全身状態の把握から診療を始めます。
歯を含む口腔領域と全身の他の部分とは密接な関係があります。当院では特に顎関節症、不定愁訴などについては、身体の調整をしながら歯の治療も行います。もちろん希望があれば、です。
私は、「どうして歯の丈夫な人とそうでない人がいるのか」「どうして歯並びは悪くなるのか」「どうして対角線状に歯がなくなっていくのか」などいろいろ調べていくうちに、歯科の専門分野以上に口呼吸の害や姿勢との関係など、歯科以外の周囲の分野への興味が増していきました。
以前は噛み合わせの専門家を目指そうと思った時もありました。しかし、噛み合わせもそこが大本と考えると違うことがわかりました。噛み合わせから全身に影響が及ぶなら、全身から歯や顎に影響が及ぶのも大いに考えられるわけです。
噛み合わせの悪い原因は足だったなんてこともあります。このあたりは未だ勉強中です。
悪いところを全部治すことが、良い治療ではないのです
患部の状況や先行きを考え、場合によってわざと治療しない場合もあります。もちろん、患者さんに丁寧に説明いたします。
当院の問診票には、治療に際して悪いところは全部治す、気になるところだけで良いという選択肢があります。本来は「悪いところは全部」で然るべきですよね?しかし、全部治さない方が逆に全体として歯が長持ちする場合も実際にあるのです。
例えば「いま手をつけると抜歯になってしまう。でも、微妙な釣り合いの下に保たれているので、そのままにすれば数ヶ月、あるいは2~3年はもつかもしれない」場合は、触らない方がいいと思っています。
逆に「いま抜歯しておけば顎の骨も保てるので、抜歯してインプラントや部分入れ歯でも骨があった方が有利」という場合は専門的に大いにあります。ですから、合理的判断の方が勝ると言えるのです。
しかし、その場合、まだもつ歯を歯医者が金銭的に都合がいいように適当に言って抜いてしまったのではないか?と、患者さんが疑うのは十分ありえます。それであれば、患者さんが実感してから手をつけた方が納得がいくものです。もちろん、先行きの不安定な場合にはそういう情報は伝えます。
ソフト整体
歯を含む口腔領域と全身の他の部分は密接な関係があります。当院では特に顎関節症、不定愁訴などは歯科治療に加えて、ご希望の方にのみ身体の調整をするソフト整体を提供しています。
※こちらの先生から整体技術を習いました