入れ歯・ブリッジ治療
金属床(部分入れ歯・総入れ歯)
入れ歯のピンク色の部分は、レジンというプラスチックでできていますが、金属床はレジンの多くの部分を金属に入れ替えた義歯です。
使用する金属はコバルトクロムやチタン・金で、当然プラスチックより丈夫です。また、薄くできるため違和感が少ない義歯です。
<金属床のメリット>
- 薄く作製できるので、違和感を感じにくい
- 温度が伝わりやすいので食事が楽しめる
- 汚れが付着しにくく、清潔に使用できる
- 耐久性に優れている(10~15年の使用も可能)
<金属床の注意点とデメリット>
- 金属床にしただけでよく噛めるわけではない
- 金属アレルギーの方は使用できない
- 保険外である
- 部分入れ歯の形によっては補修しにくい場合がある
- 顎堤(歯がなくなった後の土手)が痩せやすい方は不向きな場合がある
ホワイトクラスプ
ホワイトクラスプはクラスプ(バネ・鈎)に金属ではなく、アセタル樹脂という強靱な白いプラスチックを使用したものです。
金属のバネに比べて目立ちにくいのが特徴です。また、ケースによっては今まで使っていた部分入れ歯に対して、バネをホワイトクラスプに付け替えることで、新たに義歯を作り直さなくてよい場合があります。
「バネが目立って嫌だ」という方には、ぜひホワイトクラスプをお勧めします。
<ホワイトクラスプのメリット>
- 白いので目立たない
- 今まで使っていた部分入れ歯を流用できるケースがある
フレキシブルデンチャー
当院の入れ歯治療では、フレキシブルデンチャー(バネがない入れ歯)をお勧めしています。金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がありません。
「入れ歯のバネが目立って人前で喋れない」という方はいらっしゃいませんか?そんな方にぜひ使っていただきたいのが、フレキシブルデンチャーです。
フレキシブルデンチャーは見た目が気づかれにくく、審美的に良いのが特徴です。また、弾性と強度があるので、装着感を覚えにくく、壊れにくい特徴があります。他にも材質のつなぎ目がほとんどないため、掃除しやすく衛生的です。
修理が難しいデメリットがありますが、どこの医院でも提供しているものではありません。
<フレキシブルデンチャーのメリット>
- 装着しても目立ちにくい
- 違和感を覚えにくい
- 壊れにくい
高強度硬質レジンブリッジ
高強度硬質レジンブリッジとは、歯冠用グラスファイバーによるフレームに高強度の硬質レジンを用いて製作するブリッジで、欠損歯1本に対して前後1本ずつで支える3歯分のブリッジです。
厚労省の適応条件通達は以下の通りです。
- 第一小臼歯から第一大臼歯のブリッジ(第二大臼歯がしっかり咬合している場合)
- 臼歯の3本ブリッジ(皮膚科などで金属アレルギーの診断が出ている場合)